イザちゃんの気まぐれ日記 - 仕事も恋愛も頑張る人を応援したい♪

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ロジカルシンキングより直感を信じる!内田和成 さん著書の「右脳思考」

内田和成 さん著書の「右脳思考」を読みました(*^-^*)📚

『仮説思考』『論点思考』などのベストセラーで知られる
元ボストン コンサルティング グループ日本代表の著者さんによる、
人間の問題、意思決定の問題を説いた興味深い内容です。

本書は、どうすれば短時間で問題発見・問題解決ができるかを説いた『仮説思考』、
そもそもそれには取り組む価値があるのかを説いた『論点思考』の続編にも相当します。

著者がボストン コンサルティング グループでの実務を通じて得た知見を、
著者さん自身のエピソーも交えながら書かれており、かなり生々しい内容となっていて読み応えがあります。

『右脳思考』とは、相手を腹落ちさせ、そして、自らも腹落ちして良い意思決定をすることで、
生産性を上げようというものです。

人は正しい答えよりも、うまくいきそうな案件を選ぶ傾向があります。

大事なのは、3つのカン「観・感・勘」を使うことです。
まず、観察することが観、次いでそこから何か感じ取ることの感、
最後に「なんかおかしい」あるいは「これは面白い」と働く勘、
この3つのカンがポイントになります。

やることへの不安や懸念が行動をためらわせているとしたら、
やらないともっとひどいことになると、そちらの不安を煽ったほうがよほど人は動きます。

例えば、自社の商品展開のやり方はスーパーマーケットが主力チャネルであればきわめて合理的な戦略だが、
コンビニを対象としたときには不適合を起こしている。
こうした「全体として何か違っているのではないかという問題意識」は、
通常のロジカルシンキングではなかなか出てきません。

優れたコンサルタントは「左脳」から始めません。
「右脳」から始めます。

思いつきを実行可能な企画案にもっていくためには、
次の5つの視点でチェックする必要があるそうです。
(1)市場性
(2)競争状況
(3)自社の強み・弱み(経営資源
(4)ビジネスモデル
(5)実行計画

著者さんが現役時代、ボストン コンサルティング グループがクライアントに提案した
10億円のベンチャー企業M&A案件が見送られ、
やがてそのベンチャーが3000億円の価値になったという話のように

右脳思考がないと、たとえ正しい解が見出だせても、現実を変えることはできません。
これからのビジネスは、いかに素早く意思決定するか、そして意思決定を促せるかという能力がカギとなるそうです。

右脳の使い方を知り、
ロジカルシンキングより直感を信じることも大事にしつつ、
右脳で考え、左脳でロジカルチェックをして、物事を進めていこうと思わせていただく
学び気づきの多い素敵な本でした(#^.^#)ノ

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