イザちゃんの気まぐれ日記 - 仕事も恋愛も頑張る人を応援したい♪

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接続詞が文章の信頼を上げる!山口拓朗 さん著書の「文章が劇的にウマくなる「接続詞」」

山口拓朗 さん著書の「文章が劇的にウマくなる「接続詞」」を読みました(*^-^*)📚

プロライターの著者さんが、伝わりやすく読みやすい文章を書くには、正しく「接続詞」を使う必要があると提起し、
文章が劇的にウマくなる「接続詞」の使い方を解説してくださる一冊です。
接続詞は、文章への信頼をあげてくれます★

文と文をつなぐ接続詞。
苦手意識なく、使うことができていますか?

本書は、「接続詞」を正しく使えるだけで文章力は飛躍的に向上すると提起し、
使用頻度の高い「接続詞」を題材に、「接続詞」の適切な使い方が書かれています。

文章がうまく書けないとき。
そこには、いつも接続詞の問題があるように感じます。

なぜなら、頭に浮かんだ文章をどうやってつなぎ合わせるか。
文と文をどの接続詞でつなげば、伝えたいことが伝わる文章になるのかに、いつも腐心させられるからです。

逆に、接続詞がうまくハマったときは、一種の快感をおぼえることがあります。
それほど、接続詞は”文章の出来具合”を左右します。

だからこそ、常に研鑽を積むことが大切になってきます。
自分の表現したいことが自分の望む形で書き上げられるように。

この研鑽に一助になるのが、本書です。
150個以上の接続詞について、意味・使い方・文例を一気に修得できるようになっています。

プロの視点から、修得に必要な要点だけをコンパクトに指南しています。
また、よく使われる接続詞を用法ごとにまとめているので、辞書のような使い方ができて実用性も高くなっています。

接続詞が適切でないと、読者は迷います。
いやむしろ、書いている自分自身を迷わせてしまう可能性すらあります。

【本書の主な抜粋】
接続詞の役割は、ずばり「クルマのウインカー」です。
適切なタイミングでウインカーを出すことによって、読む人に文章の行く先をさり気なく教えてあげることができます。

「つまり」は、【結局/最終的には】の意味で、【それまで述べた内容をまとめて、書き手が『本質』だと思うことを伝えたい】ときに使います。
「つまり」でわかりやすくまとめてあげることで、読む人が理解しやすくなります。

「それで」は、【それゆえ/そういうわけで】と同系列の意味で、【それまでに述べた内容を理由として、あとの事柄を導く】ときに使います。
ただし、その後に続く文章は「事実」のみで、判断や命令、依頼などを書くことはできません。

「けれども」は、【それまでに述べた内容と相反する内容を示したい】ときに使われます。
多くの場合、後続文章では、先行内容に対する「書き手の意見や感情」が示されます。
その点において、「しかし」よりも、主観性が強めの逆説表現です。

「このように」は、【このとおり/こういうふうに】の意味で、【それまでに述べた内容(経緯や方法、手段)を前提にしつつ、そこから導かれる結論を伝えたい】ときに使います。
論理的な文章を書く人が好んで使う言葉のひとつです。

「そして」は、【それまでに述べた物事に続いて、あるいは、その結果として起きる物事へ展開したい】ときに使います。
時系列の文章にも頻繁に使われますが、(略)「それから」ほど明確に順序を強調しません。

「なぜなら」は、【それまで述べた内容の理由(根拠・原因)を説明する】ときに使います。
読む人は「なぜなら」を目にした瞬間に、理由や原因を受け入れる心の準備を整えます。

「むしろ」は、【どちらかといえば】の意味で、【ふたつの物事(AとB)を比べて、A(先行内容)よりもB(後続内容)を選ぶ】、あるいは【『B(後続内容)のほうがよりよい』という考えを示す】ときに使います。

「また」は、【それまで述べてきた話と同じ流れのなかで、ほかにも述べることがある】ときに使います。

「つきましては」は、【それまで述べた内容を踏まえながら話題を次に移したい】ときに使います。
「そこで」「そのため」のような『順接の役割』と、話題を変えて本題に切り込む『転換の役割』を兼ねています。

「なかでも」は【多くのもののなかでもとくに】というニュアンスの言葉です。
それまで述べてきた内容(大枠)から一部を抽出して話を展開させたいときに使います。

「さもなければ」は、【直前に示した内容について『もしもそれが覆されたら?』という仮定の元に、その結果や対応策を示す】ときに使います。
文脈や文体の硬軟に応じて「さもないと」「さもなくば」「そうでないと」「(そう)でなければ」などを使い分けます。

【それを行う必要がある】という意味の「すべき」を使った冒頭のフレーズに「○○すべきは〜点です」があります。
○○には「特筆」「着目」「注目」「注意」「意識」「反省」など『特に取りあげたい』言葉が入ります。

■「に」「と」の違い
・「に」のニュアンス:相手に向かっていく/結末を強調していない
・「と」のニュアンス:相手と対等である/結末を強調している

理由を表す接続詞「なぜなら〜」は、「〜(だ)から」で受ける必要があります。
「結果+理由(原因)」の文章です。

■大事な実践ポイント
・接続詞に気を配って文章を推敲する
・あまり使ったことがない接続詞を使って文章を書くトレーニングをする
・呼応表現について学習する

「個人が意見をもって発信する現代社会」
適切な接続詞を通して、読者への気遣いを大事にしていこうと思わせていただく
学び気づきの多い素敵な本でした(#^.^#)ノ

 

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