イザちゃんの気まぐれ日記 - 仕事も恋愛も頑張る人を応援したい♪

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信用社会の到来。ギブ、ギブ、ギブ!栗下直也 さん著書の「得する、徳。」

栗下直也 さん著書の「得する、徳。」を読みました(o^^o)📚

経済記者の著者さんが、『得する、徳。』と題して、昨今注目される”信用”を読み解くヒントは”徳を積む”行為にあると提起し、
時代の流れに即した徳を積む方法を解説してくださる一冊です。

徳を積む。
どんな行為をイメージしますか?

本書は、日本に昔からある「徳を積む行為」とテクノロジーの進化による「信用の見える化」による社会変化を明かしながら、
時代の流れに即した徳を積む方法が書かれています。

昨今、議論が盛んになっている『信用』。
信用の”見える化”や信用の”ポイント化”による、”信用経済”という言葉が最たるものでしょう。

しかし、『信用』はなにも突然出てきたものではありません。
歴史を紐解いていけば、人間社会は『信用』によって成り立ってきたことは自明です。

それが、行き過ぎた資本主義の蔓延によって、忘れるほど隅に追いやられていた。
そして、行き過ぎによる社会経済の歪みや新しいテクノロジーの出現で、今また『信用』の存在を思い出しつつある。

これが、今の世界の潮流です。
利益重視の資本主義社会に、どうやって信用重視の社会をミックスしていくかを考える過渡期というわけです。

著者さんは、この状況は、日本人にとって個人にも企業にも大きなチャンス到来だと指摘します。
なぜなら、「徳を積む」という言葉が昔からあるように、信用を重視した社会は日本人には特に馴染み深いシステムだからです。

罪を認めたのだから裁判に出るという信用を裏切って、逃走をする不届き者。
困っていると分かっているのに、見て見ぬ振りをする者ばかりの公共の空間。

信用に馴染み深い日本人でも、リハビリに必要な人が大勢いるのが現状です。
だからこそ、いち早く「徳を積む」ことを喜びにできると、将来の得につながる可能性が大きくなるのです。

「徳を積む」とは、困っている人を助けること。
徳を積むことで、得に換わる方法を学んでいきましょう!

【本書の主な抜粋】
目先の利益だけに飛びつくヤツは、いずれ淘汰されるものだ。
長期的に考えれば、目先の損得の収支で判断することが賢明とは決して言えない。
徳をうまく積むことは幸せにつながるのだ。

堀江貴文氏は、「信用こそビジネスや仕事を進める上で重要だ」とあらゆる書籍で強調している。
彼は「カネよりも信用が大事だ。信用のためにカネを使うべきだ。信用があれば生きていける」と語る。

個人がお金の代わりになる信用を創る「信用主義経済」に向けた動きは既に起きている。
いざという時、お金に頼らず生きていける人同士のネットワークが築ければ、タダ同然で生きていける。

■「与え続ける人」になるために注意すべきこと
(1)何もかもは引き受けない
(2)無理に「いい人」を目指さない
(3)利己的すぎる人間から距離を置く

SDGs」とは、貧困撲滅や気候変動への対応、水の安全や健康福祉など「持続可能な世界の実現」に向けて、国連が定めた17の目標のことだ。

SDGs」を戦略の中心に据えることを、企業のこれからのあるべき姿だとする機運が高まっている。
ビジネスを通じて、社会課題を解決する視点を多くの企業が持ちはじめているのだ。

企業はどうあるべきかを考える時、「株主は、短期的に自己の利益を追求するためにだけ議決権を行使すべきだ」という根拠は揺らいでいる。
そのことはもっと知られるべきだ。

個人だけでなく、組織も利他性なくして生き残れない時代だ。
それは「会社の一員」であり「会社と取引がある個人」にも「与える」姿勢が求められてくることを意味するのだ。

徳を積むことを難しく考える必要はない。
重要なことは、目先の利益に惑わされず「まず与える」気持ちを持つことだ。
確かに、徳を積むには、多少の労力と時間が必要だ。

徳は、忘れた頃に「得」になるものなのだ。
気が向かなくても続けていれば、自然に積めるようになるはずだ。

信用を貯めて、信用を使うのだ。
ネットの発達やデータ活用が拡大したことで、信用の換金化はこれからますます積極的に推進されていくはずだ。

他者が信じられないからシステムで縛るのか、それとも、与え、与えられる関係をベースにした社会を構築するのか。
私達は、今その分岐点にいるのだ。

身近な人の行動が、周りの人を変えるのだ。
だから、とりあえず、自分が動くことだ。
最初は外発的理由でも、徳を積み続ければ、いつの間にか徳を積むことが喜びに変わるはずだ。

■大事な実践ポイント
・「与える」ことを意識して行動する
・「信用が貯まるかどうか」を行動の判断軸にする
・「SDGs」に関連するニュースを収集する

【通貨は、貨幣から信用の時代へ】
テクノロジーの進化による「信用の見える化」による社会変化、
そして、時代の流れに即した徳を積む方法について、わかりやすく書かれており、

「与える」ことを意識して行動していこうと思わせていただく、
学び気づきの多い素敵な本でした(#^.^#)ノ

 

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