イザちゃんの気まぐれ日記 - 仕事も恋愛も頑張る人を応援したい♪

日々の読書からの書評、そして、男女の恋愛観をメインに、まとめているブログになります(*^^*)♪

答えのキーワードは「錯覚」にある!ダニエル・ネトル さん著書の「幸福の意外な正体」

ダニエル・ネトル さん著書の「幸福の意外な正体」を読みました(o^^o)📚

英国ニューカッスル大学心理学助教授の著者さんが、『幸福の意外な正体』と題して、
幸せに関する心理学や社会学などの研究を紐解きながら、幸福とは何か?を考察してくださる一冊です。
欲しいものを手に入れても満たされないワケとは?その真髄に迫ります★

あなたは幸せですか?
こう聞かれたら、なんと答えますか。

本書は、世界各国の学術的研究データを紐解きながら、「幸福とは何か?」という普遍的なテーマが書かれています。

幸せかと聞かれると、幸せですと答える。
にも関わらず、充分な幸せは手に入れていないとも答える。

とかく、幸せとは抽象的であり、人々を惑わせます。
幸せとは、手にしたとおもったら、スルッと脇を抜けて、また離れてしまうようなものです。

では、どうすれば幸せを手に入れられるのか。
それは、自分にとってちょうどいい”幸福とのつきあい方”を見つけるしかありません。

そのために役立つヒントが本書には書かれています。
心理学、脳科学社会学、経済学など、あらゆる分野の「幸福に関する研究結果」に基づく考察がまとめられています。

幸福に絶対的な定義はありません。
だから、自分にとっての幸福を、自分なりに折り合いをつけるしかないのです。

欲望や他者との比較にしたがった幸せに囚われるほど、幸せは離れていきます。
本書のヒントをきっかけに、じっくりと考えてみましょう。

答えを出す必要はありません。
考えることに、意味があるのです。

【本書の主な抜粋】
「幸せ」というのは絶対的な状態ではなく、そこには暗に、期待値との比較、あるいは他人が持っているものとの比較が込められているのです。

幸せや喜びは、私たちに益をもたらすような変化を環境の中から感知し、そのいいものに神経を集中するべく、
ほかの関心事や意図を忘れるよう導くプログラムなのです。

もしあなたが落ち込んでいて、まわりの誰もが幸せに思えるようなときには、他人はみな上手に幸せなふりをしているのだ、と考えればいいのです。

もしもあなたが、どんなときも人生は灰色だとしか考えられないとしたら、
「比較の対象が間違っていないだろうか」
「むやみに過去や未来にとらわれていないだろうか」
と自問してみればいいのです。

過去半世紀のあいだ、先進国の1人当たりの所得は何倍にも増えたのに、幸福度はまったくといっていいほど変わっていません。

そしてそれ以上に重要なのは、人生における私たちの選択が、実際に幸せな思いをした経験ではなく、幸せについての思い込みによって後押しされていることです。

自己評価の幸福度がひときわ高い人は、神経質評点が低い外向的な人です。
一人で過ごすことが少ないので、誰かとつき合って帰宅したばかりという可能性が高いのです。
というわけで、繰り返しになりますが、外向的であればあるほど得だといえます。

人が何かを選ぶのは、そのほうが幸せに通じると考えるからです。
そう信じていなければ、無関心やあきらめの気持ちが先に立ち、やがてはすべてが嫌になってしまうでしょう。

あるものへの「欲望」をつかさどるメカニズムと、手に入ったものを「好きだと思う感覚(快感)」をつかさどるメカニズムは、まったく別物なのです。
何かを強く求めていながら、それが手に入ると、ほとんど、あるいはまったく喜びを感じないということもあり得るのです。

恐れ、心配、悲しみ、怒り、罪悪感、羞恥心といったネガティブ感情は、度を越すと、不幸をつくり出す原因になります。

「目先を変える」ための重要な方法が、欲望や欠乏感をきっぱり捨て去ることなのです。
欲望は、単に達成できないか、あるいはたとえある程度達成できても、いつまでたっても飽き足らないからです。

幸せをポジティブな状態と認識し、かつ、ポジティブな結果につながる行動を増やして逆の行動を減らすための学習能力が与えられれば、個人に最も適した行動はおのずと決まってきます。

幸福からは限られた利益しか得られないのだから、よき人生を形づくってくれるような目的意識や共同体、連帯感、真実、正義、美といった「蓄積」にも、手を広げていくべきです。

時には自分の気持ちから目をそらしてみることです。
あなた自身が何か、価値がある、挑戦しがいがある、大切である、と思えるものに意識を集中させてみればいいのです。
いくつもの美徳に向けて努力をすれば、それだけリスクを分散させることができ、生活も変化に富んだものになります。

■大事な実践ポイント
・まわりが幸せに思えるとき、他人はみな上手に幸せなふりをしているのだと考える
・欲望や欠乏感をきっぱり捨て去る
・時には自分の気持ちから目をそらしてみる

【性格で幸福度は決まる。日常の変化をどう受け入れるかが大事】
幸福の定義について考えることはもちろん、幸せの感じ方、そして受け入れ方について、
捉え方を変えるキッカケになる
学び気づきの多い素敵な本でした(#^.^#)ノ

 

よろしければクリック応援お願いいたします(*^^*)

↓↓↓

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

 


#ダニエル・ネトル #幸福 #正体 #心理学 #社会学 #普遍的
#抽象的 #脳科学 #影響力 #錯覚 #期待値 #ポジティブ #美徳 #目的意識 #リスク分散
#読書 #学び #気づき #面白い