イザちゃんの気まぐれ日記 - 仕事も恋愛も頑張る人を応援したい♪

日々の読書からの書評、そして、男女の恋愛観をメインに、まとめているブログになります(*^^*)♪

科学の力で人を動かす文章を磨き上げる!川上徹也 さん著書の「臆病ネコの文章教室」

川上徹也 さん著書の「臆病ネコの文章教室」を読みました(o^^o)📚

コピーライターの著者さんが、『臆病ネコの文章教室』と題して、
最新の科学的エビデンスに裏づけされた、文章の力で相手の心を動かし”YES”を勝ち取る方法を解説してくださる一冊です。

相手への膨らんだ期待が、見事に打ち砕かれた…。
こんな経験をしたことがありませんか?

本書は、あなたの性格や人物像に依存することなく、相手の心を動かし”YES”を勝ち取るための文章術を、
最新の科学的エビデンスに基づいて解説していく内容が書かれています。

言葉には、2つの言葉があります。
話し言葉と書き言葉です。

話し言葉では、あなたの人間性がそのまま出てしまいます。
たとえば、意見をハッキリと言うのが苦手な性格だと、いつも相手にペースを握られるといったことが起きます。

一方、書き言葉では、人間性を(良い意味で)隠すことが可能です。
なぜなら、話し言葉と違って、目の前に相手がいないからです。

会話では苦手なことも、文章では印象を変えることができる。
自分が伝えたいこと、相手にして欲しいこと、をしっかり届けることができるようになります。

そのために役立つ文章術が学べるのが、本書です。
紹介されている方法は、すべて最新の科学的エビデンスに裏づけされたものです。

科学的エビデンスに裏づけされているということは、あなたの人間性に依存しないということ。
解説されている通りに文章を書くことで、相手から”YES”を勝ち取ることができるのです。

文章は、相手に届けるまでに”余裕”があります。
目の前の相手のプレッシャーに急かされることはありません。

したがって、相手から”YES”を勝ち取るための「仕掛け」をじっくり練ることができます。
にも関わらず、この”余裕があること”を忘れてしまっていませんか?

「仕掛け」は、本書で学ぶことができます。
”余裕”を活かして、相手から”YES”を勝ち取るための文章を書きましょう!

【本書の主な抜粋】
(アンケートの実験で)ポストイットに手書きでお願いや感謝のメッセージを書くだけで、なんと倍以上の回収率になったのです。
依頼文に手書きで同じ文章を書いても、約10%しか回収率が増えなかったことと比べると、驚くべき効果ではないでしょうか。
付箋を貼って、たったひと言書くだけで!
ポストイット効果恐るべし。

人は「忘れてください」「無視してもらっていいです」「これはどうでもいい余談です」などの言葉を枕詞にした方が、記憶に残ったり、その言葉に影響されやすいということです。
これは「忘却逆説効果」と言われるものです。

人にお願いするときは、単に「○○してもらえますか?」と頼むよりも、「××なので、○○してもらえますか?」と理由をつけてお願いすると、聞いてもらいやすいということです。

エスタンイリノイ大学のクリストファー・カーペンターは、42の心理学研究のメタ分析をした結果、会議や交渉の最後に”たった一言”を加えるだけで相手が「イエス」と答える確率が2倍になることを証明しました。
一言でそんなに結果が異なるなんて驚きですよね。
実はこれ、こんな言葉だったんです。
「でも、あなたの自由です(But you are fee)」

短所は長所と関連づけて訴えると、長所だけを訴えるよりプラスの効果が高いのです。

現代広告の父と呼ばれるディヴィッド・オグルビーも、著書の中で次のように述べています。
「コピーには常に推薦文を添えておくべきだ。読者には匿名のコピーライターの大絶賛より、自分と同じ消費者の推薦者の方が受け入れやすい」

相手の自己イメージをいい方向に向かわせる質問を最初にすると、人はその通りの行動をとりやすくなる。

・あなたは当社のサービスに満足されましたか?それとも不満を感じましたか?
・あなたは今の政府の外交政策に満足していますか?それとも不満ですか?
もちろん、このような聞き方でも、どちらを先に質問するかで、バイアスがかかる可能性は否定できません。
でも、片方だけの質問より、バイアスは少ないと考えられます。

人は選択肢の数が増えるほど、評価基準がわからなくなり、その数に圧倒されたストレスで決断を先のばしにしてしまいます。

もしもネーミングをする機会があれば、以下の「目口耳脳心」の5つの視点でチェックするのがオススメです。
・目:文字で見たときわかりやすくバランスがいいか?
・口:声に出したとき言いやすいか?
・耳:耳で聞いたときスムーズで心地いいか?
・脳:商品等の特性をきちんと表しているか?
・心:その商品名が会社のカラーや品性等に合っているか?

他人から「読みにくい文章」だと言われるということは、相手の脳に負担を与えている可能性があります。

冒頭に謎かけをして、それを解明していくスタイルを取ってみる。

相手に「自分に関係がある情報だ」と思ってもらえるでしょうか。
それは、「この文章はあなたに向けて書いている」ということを明確にすることです。
たとえばメールの件名に相手の「名前」を入れてみてはどうでしょう?

人間は今すぐ自分が損したり、痛みがあることが明らかな変化については大きな抵抗を示します。
これは今すぐ起こることに関してはまず得勘定が頭に思い浮かび、損に対して抵抗を示すからです。

しかし、同じ内容でも、少し未来の変化については、人は比較的寛容です。

ある程度、先の未来に起こる変化というのは「倫理」「信条」といった軸をもとに、
本来的にそれが正しいかどうかで判断できるようになるからです。

■大事な実践ポイント
・短所は長所と関連づけて訴える
・「目口耳脳心」の5つの視点で、付けたタイトルや書いた文章をチェックする
・「あなたに向けて書いています」が伝わるように工夫して文章を書く

【科学の力で文章を磨き上げることで、相手の反応が変わる!】
文章は、相手に届けるまでに”余裕”があることを意識すること、そして、本書で学べる「仕掛け」を実践しつつ、
相手から”YES”を勝ち取る文書力を磨いていこうと思わせていただく、
学び気づきの多い素敵な本でした(#^.^#)ノ

 

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