イザちゃんの気まぐれ日記 - 仕事も恋愛も頑張る人を応援したい♪

日々の読書からの書評、そして、男女の恋愛観をメインに、まとめているブログになります(*^^*)♪

脱テクニックを謳った「読者としての文章術」!田中泰延 さん著書の「読みたいことを、書けばいい。」

田中泰延 さん著書の「読みたいことを、書けばいい。」を読みました(o^^o)📚

電通コピーライターとして24年間活動した青年失業家の著者さんが、『読みたいことを、書けばいい。』と題して、
脱テクニックを謳った「読者としての文章術」を指南してくださる一冊です。

・読んで心から楽しめる文章を書いているか?
・いま書いている文章を、あなたは買いますか?
この視点がとても大事だそうです★

あなたが日々書いている文章。
その文章って、あなたが書く必要ありますか?

本書は、文章にテクニックは必要ないと提起し、自分が読みたい文章を書く「読者としての文章術」が書かれています。

書く必要があるか?なんて言われたら、大抵イラッとします。
ただ、この本はそう問いかけてきます。

では、なぜイラッとしてしまうのか。
そこには、「(あなたに)読んでもらいたいから書いている」という気持ちがあるからです。

これに対して、その気持ちこそが間違いのはじまりだと著者さんは指摘します。
「読んでもらいたい」ではなく、「自分が読みたいか」が最初にくるべきだと。

自分が読んで楽しいかどうか。
楽しいなら読者も楽しいと思ってくれるし、楽しくないなら読者も100%楽しくないのです。

テクニックで脚色したり、迎合するために自分にウソをついたり無理をしたり。
そんな文章を書いても、楽しくありません。

つまり、読者のために書いても、読者からの「楽しそうですね!」は生まれません。
自分のために書くからこそ、読者からの「楽しそうですね!」は生まれるのです。

このように、文章を書くことへの姿勢を問われる内容です。
まじめに文章を書いている人ほど、文章を書けなくなるかもしれません。

しかし、あなたが文章を書くのが好きなら、この本を越える必要があります。
そう言えるほど、「文章を書く」本質的な部分を問われる一冊です。

【本書の主な抜粋】
目的意識があることは結構だが、その考え方で書くと、結局、人に読んでもらえない文章ができあがってしまう。
すべての文章は、自分のために書かれるものだからだ。
書きたい人がいて、読みたい人がいる(かもしれない)、それが「文章」なのである。

人間は、事象を見聞きして、それに対して思ったこと考えたことを書きたいし、また読みたいのである。
定義をしっかり持てば、自分がいま、なにを書いているかを忘れることはない。
自分自身がその言葉の実体を理解することが重要で、そうでなければ他人に意味を伝達することは不可能なのだ。

読み手など想定して書かなくていい。
その文章を最初に読むのは、間違いなく自分だ。
自分で読んでおもしろくなければ、書くこと自体が無駄になる。

「自分が読んでおもしろい文章」とは、「まだだれも読んでいない文章を自分で作る」ということである。

「わたしが言いたいことを書いている人がいない。じゃあ、自分が書くしかない」
読み手として読みたいものを書くというのは、ここが出発点なのだ。

「わたしが愛した部分を、全力で伝える」という気持ちで書く必要があるのだ。
愛するポイントさえ見つけられれば、お題は映画でも牛乳でもチクワでも良く、それをそのまま伝えれば記事になる。

ともかく重要なことは、「事象に触れて論理展開し心象を述べる」という随筆に、起承転結ほど効率よく使えるコード進行はないということだ。

文章を書いて人に見せるたびに、「それは誰かの役に立つか?いままでになかったものか?」と考え抜けば、価値のある意見には、必ず値段がつく。

書くことは、生き方の問題である。
自分のために、書けばいい。
読みたいことを、書けばいい。

■大事な実践ポイント
・文章を書く際は、事象と心象を意識する
・定義を疎かにしない
・「愛した部分を全力で伝える」気持ちで書く

「なぜ書くのか」の問いに、自分自身で答えていく!
「文章を書く」本質的な部分を問いつつ、
読んで心から楽しめる文章を書いていこうと思わせていただく
学び気づきの多い素敵な本でした(#^.^#)ノ

 

よろしければクリック応援お願いいたします(*^^*)

↓↓↓

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

 


#田中泰延 #電通 #コピーライター #読みたい #テクニック #文章術
#気持ち #目的意識 #楽しい #愛する #伝える #価値 #起承転結 #値段 #本質
#読書 #学び #気づき #面白い