イザちゃんの気まぐれ日記 - 仕事も恋愛も頑張る人を応援したい♪

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言葉とともに生きる。語彙は、過去からのメッセージ!山口謠司 さん著書の「ここが肝心!語彙力のヘソ」

山口謠司 さん著書の「ここが肝心!語彙力のヘソ」を読みました(o^^o)📚

大東文化大学准教授の著者さんが、使い方ひとつで知性と品格が変わる語彙を93個紹介し、
ワンランク上の言葉の使い方を解説してくださる一冊です。
ここが肝心!語彙力のヘソを強化しよう★

「足元をすくわれる。」
正しい言葉の使い方だと思いますか?
それとも、間違った言葉の使い方だと思いますか?

本書は、ふつうに会話をする時に使う日本語に少しだけ気を遣ってみることで、知性と品格がガラリと変わると説き、
93個の語彙を例題に解説しながら楽しく学べる内容が書かれています。

「まえがき」のこの一節で、グッと教養ごころをくすぐられます。
言葉は、人とともにあります。
言葉は、人の知性と人の品格を表すものです。
言葉を大事にすることが、自分を作ることにも繋がります。

言葉の意味を単なる解説するのではなく、知的好奇心を刺激してくれる構成になっているので、
頷いたり納得したり、楽しく言葉の時間を過ごすことができます。

言葉は、生き続けています。
だからこそ、その生い立ちを知ることは、とても大切なのです。

【本書の主な抜粋】
「意思」とはまだハッキリとした考えがない様子を指す言葉でもあります。
一方「意志」ですが、こちらは何か目標へ向かった、ハッキリとした考え方がある場合のときを意味します。

機械や道具で作ることは「製作」、
創造性からものを作ることは「制作」。

実は日本という名称は、日本人がつけたものではないのです。
中国唐王朝の人たちによってつけられた国名だったのです。
西暦700年頃、唐の人たちは日本を「ニィエット(日)」「プァン(本)」と呼んでいました。

「せわしない」の「ない」は「せわしい」の否定的な意味ではなく、意味を強める「接尾語」だったのです。
つまり、「せわしい」状態をさらに強調した「より一層せわしい」という意味があるのが「せわしない」という言葉なのです。

「一所懸命」とは殿様から与えていただいた領地を守っていきますという意味だったのです。
しかし時代の流れとともに、土地だけを守っていくのではなく、一生を懸けてまで、色々なものを守っていくという意味である「一生懸命」という言葉が出現したのです。

「一寸先は闇なので、あまり深く考える必要はない」
というように使えば、物事をポジティブに考えている表現になります。
「一寸先は闇」はマイナスのイメージだけのことわざではないのです。

「情けは人のためならず」とは、人に対して情けをかけてあげると、
巡り巡って、自分に対していい報いが戻ってくるという意味のことわざです。

ことわざや格言には「三年」「一寸先は闇」の「一寸」というように、教訓をわかりやすく伝えるために「数量」を使っているものが多いものです。

大げさに捉えると、この「わかりました」は言われた上司からすると「わかったよ」という意味にもなるからです。
先ほどの「承知いたしました」もしくは「かしこまりました」「拝承いたしました」というのがベストでしょう。

「足元をすくわれる」という言葉をみて、すぐにこれ間違っていると感じた人はどれくらいいるでしょうか。
正しくは「足をすくわれる」です。
意味は「隙をつかれ、卑怯な手段や方法で失敗させられること」です。

「お読みやすい」「お書きやすい」「お飛びやすい」となり、誰もが日本語としては変な言い回しであることに気づくかと思います。
つまり「求める」+「やすい」の「求めやすい」に「お」をつけた「お求めやすい」と同じなのです。
「お求めになりやすい商品です」と表現するのが正しい言い方です。
このように、「お」+「動詞」の場合は「なる」をつける言い方が適切なのです。

「君はうがった見方をする人だね」は誉め言葉なのです。
現実には「君はうがった見方をするね」と言われると「偏見」「ひねくれ者」と言われた感じがしてしまいます。
「うがつ」とは穴を開けるという意味があります。
つまり深掘りをするという意です。

日本語は様々な時代的な背景をもとに変化を遂げてきました。
日本語を使う我々にとって、その言葉の意味を知ることはけっして無駄にはならないことだと思っています。

■大事な実践ポイント
・意思と意志の使い分けに気をつける
・「お」+「動詞」の場合は「なる」をつける言い方を意識する
・よく使っている言葉の意味を調べてみる

【語彙は、過去からのメッセージ!】
ふつうに会話をする時に使う日本語に少しだけ気を遣ってみることで、知性と品格がガラリと変わることを意識しつつ、
その言葉の意味を知り、過去からのメッセージを、この現代に活かして発信していこうと思わせていただく、
学び気づきの多い素敵な本でした(#^.^#)ノ

 

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