イザちゃんの気まぐれ日記 - 仕事も恋愛も頑張る人を応援したい♪

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言葉はチャンス、1分を侮るなかれ!齋藤孝 さん著書の「1分で大切なことを伝える技術」

齋藤孝 さん著書の「1分で大切なことを伝える技術」を読みました(*^-^*)

明治大学文学部教授の著者さんが、「1分で大切なことを伝える技術」と題し、
1分で過不足なく、しかも相手の心に残るように伝える方法を指南してくださる一冊です。

内容の薄い、長〜い話を我慢しながら聞いた経験。
誰もが経験したことがあると思いますし、
そんな時、あなたはどんな感情や印象を持ちますか?

本書は、ほとんどの人は「簡潔にまとめて話す」というトレーニングを経験しないまま大人になってしまっていると提起し、
すべてのコミュニケーションの基本となる「川のフォーマット」方式や「一分間プレゼンテーション」をはじめとする
この時代において大切な「コンパクトにインパクトに伝える方法」が書かれています。

言葉はチャンスです。
言葉の発し方次第で、人の心を掴んだり、自分の力を認めてもらったり、相手の気持ちが和やかになったり、
といった変化が起こります。

現代の「時」は、1分単位にできています。
今は情報を即時に取捨選択できないと、情報の浄化槽が詰まってしまいます。

1分なら、人は待ってくれます。
ならば、大切なことを常に1分でまとめる練習をしておくことが大事になってきます。

言葉の量と効果は必ずしも比例しません。
関係づくりの決め手となる言葉は、印象的な一言であることが多いです。

まずは、本書を通して、この「1分感覚」を身につけて欲しい。
これが、本書のメッセージです。

簡潔かつ印象的に話すことは、才能の問題ではありません。
練習するか、どうかに、すべてかかっています。

「1分で大切なことを伝える技術」
ぜひ、本書を通して体得していきましょう。

【本書の主な抜粋】
「1分を侮るなかれ」
1分の密度を徹底的に上げていくトレーニングを行う。
それによって、まず「高密度」という感覚を身体で覚えていく。
その上で、それを2分ないし3分に伸ばしていけば、その間の情報密度は膨大になるだろう。

自分の口癖をチェックする。
一度、ほんの1分程度でも自分の話を録音し、それを文字に書き起こしてみてはどうだろう。
たいていの人は「こんなことを話していたのか」「「あの」や「ええと」が妙に多いなぁ」と衝撃を受けるはずだ。
その自己嫌悪を乗り越えて修正していけば、かなり精度の高い話し方が身につくだろう。
意外に私たちは、自分を客観視してみる機会に乏しいのである。

■一分間トレーニング:心のチェックシート
・具体例はあったか
・わかりやすく、相手の経験に沿うような話ができたか
・話は簡潔だったか
・キーコンセプトは入れたか
・デメリットも含めたか
・1分以内に終わらせたか

一分間でまとまった話ができているということは、
構造化ができているということだ。

普段、私たちは、当たり前のことを当たり前に話しすぎているのではないだろうか。
だから「話がつまらない」と言われたり、退屈されたりしてしまうのである。
しかし、川のフォーマットを念頭に置けば、話の命題や問いかけといったものを意識せざるを得なくなる。
これは話し手の思考訓練になるし、アイデアを出す練習にもなる。

聞く側も、聞く以上は「ええっ!?」という要素が欲しいと思っている。
川があれば、渡ってみたいと思うのが人間だ。
しかし、そこに論理的な前提がなければ納得できない。
つまり話す際には、まず川があることを示して興味を喚起し、さらに「ええっ!?」まで繋ぐことが重要なのである。

絵を頭に思い描く能力が大事。
ポイントは、そのイメージを完全にビジュアライズし、聞き手にも川を渡ったような充実感を与えること。
聞き手はその感覚を得られたとき、「いい話を聞いた」とか「この企画はぜひ実現させたい」と思うようになるのである。

世の中には、「無理して本を読んだけど、その内容を人に説明できない」という人が少なくない。
それは、アウトプットを前提としたインプットの仕方をしていないからだ。
そのままでは、どれほどインプットをしたとしても、なかなか身につかないだろう。
インプットと同時に加工する必要がある。

話が長いのは、もはや環境問題だ。
環境問題は、CO2だけではない。話の無駄こそ私たちの社会生活の環境問題だという認識を持って取り組もう。
皆のストレス軽減と生産性向上、そしてそれによって生まれる余裕を目指して欲しい。

常にストップウォッチを用い、1分感覚を身につけることで
「頭がいいとはどういうことか」が身にしみてわかってくるはずだ。

そして、人の時間を無用に奪わないことが最大の礼儀であり、
優しさであることもわかってくる。

■大事な実践ポイント
・1分の密度を徹底的に上げていくトレーニングを行う
・川のフォーマットを念頭に置き、イメージを完全にビジュアライズし、聞き手にも川を渡ったような充実感を与えることを意識して話す
・アウトプットを前提としたインプットを心がける

【人の時間を無用に奪わないことが最大の礼儀であり、優しさである】
「1分を侮るなかれ」
1分の密度を徹底的に上げていくトレーニングを行いつつ、
聞いてくださっている方々への感謝と尊敬の念を忘れないように、
コンパクトにインパクトにアウトプットしていこうと思わせていただく、
学び気づきの多い素敵な本でした(#^.^#)ノ

 

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