教養を増やす、最強のアウトプット法!齋藤孝 さん著書の『「言葉にできる人」の話し方』
齋藤孝 さん著書の『「言葉にできる人」の話し方』を読みました(o^^o)📚
明治大学文学部教授の著者さんが、日々のアウトプットを鍛えれば「言葉にできる人」になると説き、
その話し方のテクニックを指南してくださる一冊です。
言葉は、言葉にしてこそ意味がある。これで会話のもどかしさから解消される★
日々の会話。
あたまの中の言葉をきちんと口にできていますか?
本書は、「言葉にできる人」とは相手を納得させられることが言える人であると定義し、
あなたがそうなるために身につけるべきテクニックが書かれています。
「知っているのに言葉ができない」
「話すタイミングを逃してしまう」
「喋るほど、まとまりがなくなる」
こんなもどかしさから卒業するには、日々のアウトプットを意識する必要があると著者さんは説きます。
アウトプットを意識するとは、言葉を鍛えるということです。
言葉が鍛えられると、相手の反応が変わります。
相手の反応が変わると、会話が楽しくなっていきます。
そうすると、自然と鍛えるサイクルがどんどん回っていくのです。
「言葉にできる人」は、あなたも必ずなれます。
その一歩を、この本から始めましょう!
【本書の主な抜粋】
言葉にして表現することが、人の評価を決める時代です。
だから、「言葉にできる」技術を獲得すると、人物評価が上がり、人間関係はスムースになり、人生の幸福度が上がるとも言えるのです。
インプットからアウトプットへの流れを意識的につくって知識や情報の回転をよくし、アウトプットを楽しくしていくことが大切です。
どんどんアウトプットするといっても、そこには必ずその人なりの情報の「切り取り方」があるはずです。
何をおもしろいと思うのか。
何が印象に残ったのか。
情報を切り取る作業自体にオリジナリティーが出ます。
このときに大切なのは、自分なりの「編集力」をもつということ。
編集力とは、どの情報とどの情報を関連づけて組み合わせるかということです。
どこにフォーカスするかという目の付けどころと、一見関係がなさそうに見えるもの同士に”補助線”を引いてつなぐセンスをもって、情報を「集」めて「編」むのが編集です。
詳しいことそれ自体を目的にするのではなく、さまざまな見方、視点を自分のものにすることで、知識や情報の交換をより楽しめることが大事なのです。
詳しくないなら、ないなりに、一般的な感想でもいいのでいったん間に合わせておくと、いたたまれない感じにはなりません。
知識がないのはどうしようもない。
そこを隠してもどうしようもないので、むしろそれをオープンにする。
ただし、興味はありますよという姿勢を見せるのです。
「知らないから、知りたい」とグイグイ話題に迫っていくイメージです。
「答えられない」ではなく、「こういう答え方ならできる」という回答をする、これが間に合う会話です。
勉強したことは、人に話すことで知識として定着します。
つまり、教える側に回れば確実に勉強はできるようになります。
アウトプットすることで忘却曲線のカーブを緩やかにできるのですから、得たことはどんどん話した方がいいのです。
要約の”肩慣らし”として、「縮約」をしてみるといいと思います。
縮約とは、もともと使われている言葉だけを使って字数を短くして要点をまとめるということ。
このときに、自分の言葉を一切足さないのがポイントです。
二〇〇字くらいの新聞記事だったら、四分の一の五〇字に縮約してみる。
そのプロセスには、言葉を削る作業が必要になってきます。
本、雑誌、新聞、テレビ、ラジオ、インターネット…普段からいくつもの情報媒体を組み合わせて情報に触れるようにするのがおすすめです。
一見関連のないような言葉三つをつなげて文章にするというのが「三題噺」。
三題噺は、落語発祥のもの。
落語を聞きに来たお客さんにランダムな言葉を三つ挙げてもらい、即興で噺をつくったことが由来になっています。
三題噺は、物事をつなげる力、アナロジーの力が必要です。
伝えるべきことを伝えるための、話の骨格と自由なライブ感。
これらを統合する文脈力、これができれば「できる人の話し方」になります。
■大事な実践ポイント
・「間に合わせる」を意識して会話する
・新聞・ニュース記事で、縮約のトレーニングをする
・3つのテーマを適当に決めて、三題噺であそぶ
【言葉は、循環させないと育たない!】
インプットからアウトプットへの流れを意識的につくって知識や情報の回転をよくしつつ、
言葉を鍛えるアウトプットを楽しく実践していこうと思わせていただく、
学び気づきの多い素敵な本でした(#^.^#)ノ
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